龍馬の人気
今では、幕末の志士のなかでも、その人気が常に上位を占めている坂本龍馬ですが、龍馬の存在が認められはじめたのは最近のことだそうです。
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龍馬が亡くなったのは、1867年12月10日です。
その後の明治2年(1869年)に明治政府が行った論功行賞では、龍馬には何も行われることはありませんでした。
そして維新後しばらくは、坂本龍馬の名は忘れられた存在になっていました。
坂本龍馬の名が世に知られ始めたのは、明治16年に高知の「土陽新聞」に掲載された、坂崎紫瀾(さかざきしらん)の小説、「汗血千里の駒(かんけつせんりのこま)」が大評判となったことによります。
その後、その小説が全国で単行本として出版されると、その名は一躍有名になり、明治24年には、正四位が贈られました。
その次に龍馬の名が話題となるのは、日露戦争の時です。
開戦直前だった明治37年、昭憲皇后の夢枕に武士が立ち、戦いの際に海軍を守護すると誓いました。
その武士が坂本龍馬であったことがわかり、その話が全国紙に掲載されると、国民の士気を鼓舞するとともに坂本龍馬の名は全国に広まりました。
日本海海戦での大勝と、皇后の御意思により、京都霊山護国神社に「贈正四位坂本龍馬君忠魂碑」が建立されました。
第二次世界大戦以前には、庶民の間でも、明治維新の偉人として龍馬の名は知れわたるようになり、龍馬伝を題材とした映画も多数作られています。
その後、昭和37年に司馬遼太郎の龍馬伝小説「竜馬がゆく」が発表され、国民的人気を得ることになりました。
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